皆さんこんにちは。
今回はいつもと少し違うお話です。
Tiffany(ティファニー)というブランドの、古い銀製ボールペンを手に入れたので、それを復活させてみました。
何故、復活と言っているかというと、表面が黒ずんでいるため、それを取り除く作業をします。
どうやら銀製品の特性上、空気中の硫黄成分や汗等の水分と反応して、表面が黒ずんでいくらしいです。(酸化では無い)
銀製ボールペンの黒ずみ除去作業
現在の状態

写真の通り、全体的に少し黒ずんでおり、真ん中の部分が特に目立ちますね。
因みにティファニーの銀製品自体、全て925スターリングシルバーです。
つまりは純度が92.5%と、非常に高い順度のシルバーを使用しているそうです。
復活の方法
ちょっぴり科学の話に入りますが、黒ずんでいる状態というのは、Ag(銀)に硫黄(S)が結びついて、Ag2S(硫化銀)の状態によって発生しているんですね。
なので、このAg2S(硫化銀)をAg(銀)に戻してあげる作業をします。
具体的な手順は後述しますが、電解法という化学反応を利用して、黒ずみを取り除いていきます。
用意するもの
以下のものを準備します。

- アルミホイル
- 塩(塩化ナトリウム)
- お湯
- 耐熱性の容器(写真には写ってないです)
- 銀製ボールペン
作業手順
1.耐熱性の容器にアルミホイルを丸めて敷き詰めます。

2.アルミホイルの上に塩をふりかけます。

3.ボールペンが浸かるくらいの熱湯を注ぎます。

4.ボールペンを投入します。

5.時折かきませぜながら、2~3分程待ちます。
(下記は1分経過した時点のもの。少し黒ずみが取れてきている。)

6.2~3分経過したらボールペンを取り出し、布等で水分を拭き取ります。
7.完成です

作業前との比較

如何でしょうか。
光の加減もあるかも知れませんが、作業前と比べてかなりキレイになりましたね。
特に真ん中部分から下にかけては、かなり黒ずみが除去されました。
作業時間としては約5分程ですがかなりの効果が得られましたね。
まとめ
今回はいつもと違う趣旨で記事を書いてみました。
というのも理由があって、確かにミニマリストとして、モノを減らすのは大事ですが、それ以上に今あるモノを大切に使うことの方が大事です。
もう使えないようなモノであれば、捨てたりして手放すしか無いですが、今回の様に、キレイにしてまだまだ使えるモノは、使える状態に戻してみたりするのも良いでしょう。
そうすれば、そのまま自分で使うことが出来ますし、新しいモノを買う必要が無いです。
どうしても不要であれば、他人に譲ることだって出来ます。
今回の様に実験的な感じで商品をキレイにしたり、修理したりするのは中々楽しいですよ!
コメント